2017年11月06日

フィッティング

R0018538.jpg




当店はフレームを一から作るので、もちろん寸法は自由に作れます。


フレーム制作のご依頼の際にジオメトリ、サイズ・寸法を決めるには
大まかに2通り。


1)フィッティングスケールに跨がって、寸法を出す。
2)好みの寸法を指定してもらう。


最初の一台、または何らかの自転車に乗っている場合も、
違和感や、違う乗り方がしたい場合は、1)ですね。


2)については、現在自転車にある程度乗り込んでいて、
もうポジションはでている!て方。


特に1)。
これはアドバイザーがものすごく重要。
オーダーメイドは作る側とお客さんのコミュニケーションなんですよ。
ここがずれていると、全く違う寸法になります。


例えば、乗り手が同一人物でロードバイクを作ってもらうために、
とあるビルダーに採寸してもらった場合と、
また別のビルダーに採寸してもらった場合では、
トップチューブ長が40mm違う例もあります。


上半身のフォームに対しての考え方で、大きくハンドルまでの距離は変わります。
単純に骨格の大きさからフレームのサイズを決める、、、、ではなく、
きちっとしたフォームがとれているか、
乗り手とのコミュニケーションの上、適切なアドバイスが必要なんです。


動力は人力ですから、
楽しく乗るにはハード面に限らず、ソフト面が非常に大事なんです。


これは何もオーダーメイドに限らずですね。

R0018536.jpg


ちなみに、ドロップハンドルが前提の自転車ばかりではありません。
世の中、色んな形状のハンドルがありますよね。
特にフラットバーが前提のマウンテンバイク系統は、ハンドルの握り位置が、
ドロップバーより近いので、距離を出すため、トップチューブが長くできています。


ではプロムナードハンドルや、クルーザーハンドルが前提の自転車は?

R0018544.jpg


これはもう、ぐっと握り位置が手前きますね。
元々、上体を起こして乗る用のハンドルなのですが、
これでレーサー的なポジションを出すには?
もう、超長いステムを使うか、、
トップチューブを長くすれば、そういうことも可能です。
変わり種ではありますが、オーダーならではですね。

ちょっとまだ近いですが、あと2~3cmトップチューブ延ばして、
ハンドル位置を低くすればそれらしくなりそうですね。


そのポジションだと大体トップチューブ長は620mmくらいになりそうです。


R0018543.jpg


ちなみにそういう車体だと、こんな感じのフォルム。
迫力ありますね。


ラフライドtest-1


特に初めての趣味の自転車だと、
何をどうして、どれを選べば良いのかわからない方も、
たくさんいらっしゃると思いますが、トータル的にアドバイスをさせて頂きます!





スポンサーサイト
2017年10月29日

新しいヘッドバッジのサンプルを作る

また、週末雨かよ・・


現在、ヘッドバッジ、およびロゴを改修している。
ゼロから新しく作るというより、あるデザイナーに現行のものをもとに、作ってもらうという感じでやってもらった。


プロって、あ~やっぱりプロだな~と今回思った。
自分の頭の中のイメージ、
それを製作してくれる人に伝えるのだが、それこそ初期の段階では、
どうも抽象的なことしか言葉に出来ない。

相性もあると思うが、
自分の 潜在的にある部分のこうしたい!ていうことを
打ち合わせをしているうちに引き出してくれる、サイコセラピーなのか?

彼にはそういう部分で感動した。
オーダーメイドのあり方の基本だな~と再考しました、これは見習わないと。



ということで、デザイン案が一旦、落ち着いたので、
実際にサンプルとしてヘッドバッジの形にしてみる。

手法はエッチングという、
図柄を金属板に転写して、そこをマスキングとし、強酸性の液体につけ腐食させる。
結果、凹凸が出来るので、墨付けして研ぎだすと図柄が浮き上がるという仕組み。


いくつかのツールが使えれば、DIYでできる。
こちらのサイトで相当詳しく書かれています、というかこの人すごい。


デザインしたものを、ある用紙に印刷。
これを真鍮の板に、圧着されると、それがマスキングに。

いくつか違うパターンを試してみる。
データや紙の上と、実際にバッジになったときの印象がまるで違うとか、
切り出しの加工性の問題とかあるので、色々やってみた。

R0018454.jpg


転写のときに、板材が曲がってたり、
表面の細かい傷や、塵とホコリが圧着の邪魔をするので、注意です。
下のやつは結構汚くなった、トナーがところどころ剥がれている。
R0018452.jpg
R0018453.jpg



これが腐食液。

R0018455.jpg


エッチングが終わり、
成型・棲み付け・研ぎ出しをして、
アールをつけてパイプにボルト止めしてみるとこうなった。

いいんだけど、少し大きく感じるし、ややアウトラインがぼてっとしてみえる。。
調整が必要だな。

といった感じで、何回も試行錯誤が必要でした。

こういうデザイン系の試行錯誤て、すごく時間がかかる(私の場合)。
一回考え込むと思考ループにはまり込んでしまう。もう少しズバッと決められないものか。
R0018456.jpg


でも、次のサンプルで決まるだろう、というか決める!







2017年10月21日

こんな雨の日は。。

しとしとしと。。。。。
いつまで続くんじゃい、この雨はっ もういや。

こんな肌寒い秋雨の土曜日、来客は無く、、
そうだ、ホイール組まなきゃいけなかったんだ。

かつん、かつん、(振れ取り台の上でホイールを回している音)
さーーっ(外の雨の音)

熱いコーヒーでもすすりながら、ホイールを組む。。こんなのもなかなかいいじゃない。

デュラトラックとDTのシングルホイール前後。
それから、シマノ15mmスルーとベロシティの組み合わせ、1本、計3本。

R0018449.jpg
R0018448.jpg


ちなみにうちのおすすめロード系リムメーカーは、
アレックスリム!

他にDTswiss。

特にアレックスリム、AT450なんてすごくいい!
なんつっても安い、軽い、精度が良い。。
マビックのオープンプロの半額近くで買えて、スペックもほぼ変わらんです。
重量差15グラム。
ハトメもついて、かっちりテンション張れて、、良いよ。

AT450


ロード系の完組ホイール、軽量で高剛性にできています。
手組ホイールはそっちのベクトルじゃかないっこないんですが、、

特に前輪、
今、完組の前輪の組み方はほぼラジアル組、スポークの組み方の話しなんですが、
クロスでがっちり組んだ前輪、いいですよ。
完組の剛性感とは全く違います、
芯があるというか、安心感は抜群にある。
特に下りなんか。


そんなに高くないので、試してみてはいかがでしょうか?


2017年10月11日

GHT報告会

初めての海外、
21歳の私は友人とインドのムンバイからバックパックを背負って2ヶ月インドとネパールを旅行した。
28歳の時にも今度は一人で5ヶ月、同国周辺を旅行した。

その2回ともネパール、ヒマラヤでのトレッキング(山歩き)をしたおかげで、
今でもその雄大な景色やその周辺の文化に憧れをもって、再度訪れたい衝動に駆られる。

ヒマラヤは東西2千数百キロメートに及ぶ巨大な山脈、ネパール国内だけでも1600キロにかけて跨がる。
その東から西まで、既存のトレッキングルートや生活道を使って貫ぬいたものを、
グレートヒマラヤントレイル(GHT)を定義。
それを数年間掛けて歩き通し、
ネパール、ヒマラヤの魅力(ピークを狙う登山としてでは無く)を日本に紹介していこうというプロジェクト。

GHT Project(Team Monsoon)

その中間報告会が御徒町のモンベルショップで行われたので行ってきた。

R0018420.jpg


ヒマラヤを10個くらいのセクションに分け、
1回目は、特徴的な山塊が印象深いカンチェンジュンガ、
2回目は、マカルー。
3回目は、エベレストを内包するクーンブ地方だっけか?
今までの旅のダイジェストと魅力を伝える内容で、
メンバー(カメラマン)のとる写真や動画と交わって、大変楽しめた。

有名どころ、
エベレスト街道と言えば、世界中からトレッカーが集まる、
超メジャーなトレッキングルート。
その他にもそのようなエリアはある。
ルート上にはロッジも十分すぎるほど点在しているし、
食料の調達にも困ることは無い。

メンバーが旅してきたルートは、一部そういったルートも含まれるが、
大部分が外国人にとって未開の地。
食料の調達や、道を現住人に聞くのも現地の言葉が必要だし、
そういった意味ではガイドを雇った方が賢明だと思う。

グレートヒマラヤントレイル(GHT)をこのように楽しもうと思ったら、
今のところ、アマゾンで手に入れられる、エリアごとのトレッキングマップでルートを検討し、
ネパールの首都、カトマンズに飛べば、トレッキングのアレンジをしてくれる会社がたくさんあるので、
そこに御願いする、というのが現実だろうと思う。

または西遊旅行のようなところに御願いするか、、結構とんでもない価格になるだろう。

旅は冒険的な要素があってこそ面白い、とも思うが、
いずれにせよ、普通の人には無理だし、敷居がまだまだ高い。

なので、欲を言えば、
グレートヒマラヤントレイル(GHT)の魅力を伝え、
現地の山村部にも経済的効果をもたらそうとするのであれば、
その様な旅をしてみたい、普通の人の最初の受け口を提案する用意があれば、より良いな~と思った。

とはいえ、メンバーのリーダーの根本さん、
GHTの諸々について、質問してもらえれば、持っている情報は提供してくれるとおっしゃっていたし、
カトマンズの信頼できる旅行代理店も教えてくれた。

あと創設者によるこんなしっかりしたサイトもある。
GHT

遠そうで、以外と近い国、ネパール。
ご興味有る方はぜひ。







2017年09月16日

TANGEのパイプ、入荷

TANGEパイプ、その他入荷。
次のオーダー、またサンプル作りのための材料。


入荷したのはオーソドックスで扱いやすい、
チャンピオンNo.2のノーマルサイズ。
乗り味は、世間のクロモリパイプのイメージの丈夫でしなやかなイメージ。
価格も高くはない。

同じパイプでも外径が1サイズ上のオーバーサイズになると、
重量感もありかなりがっちりします。これを柔らかいと感じる人はほぼいないでしょう。
ピストなんかに最適な材料。



R0018337.jpg



これはチェーンステー。
TANGEはチェーンステーの種類も豊富にラインナップ。

うちが好んで使うのは、肉厚の一番厚い0.8mmあるOSステー。

チェーンステーのラインナップには0.7mm厚もあるし、丸パイプもあるし、
スレンダータイプもある。焼き入れ管も。

選ぶパイプによって全く変わる。
どの材料を組み合わせるかは悩みどころだし、楽しいところでもある。

R0018339.jpg


R0018338.jpg



今のところ、スチール素材のみでフレームを作っている。

自転車用の素材として、古くからあるものだが、
決して過去のものではない。

今でもパイプメーカーは、
パイプに使う素材の研究から、新しい形状の試みなど、進化を止めていない。
コロンブス、タンゲ、カイセイ、レイノルズ、デダ。。。

最適なジオメトリ設計と、用途に適切なパイプを使うことによって、
最高の自転車を作れると思っている。

スペックが求めらる競技の世界でも、それは同じだと思っている。
少なくともアマチュア、ジュニア、日本の実業団レベル。。

私たちは、、今でも材料として魅力を失わないこれらを使って自転車を作り、
広くその良さを知ってもらいたいと、思っています。




メイン