2017年07月23日

北京


5日間、出張へ行って参りました。


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あるお店のオープンに合わせてお手伝いというのか、
そのような感じの内容での出張。

どこへいっていたかというと、地理的には日本からそうは離れていない国、
中国の首都、北京であります。

羽田から飛行機で、行きは3時間半、帰りは3時間。
そんな移動時間で民族も習慣も全く違う国に行けちゃう、飛行機すごい。




中国の国土面積は日本の25倍とも言われている。
ものすごく広い。

民族構成や言語も複雑で、同じ漢民族同士が話しても地域が変わると言葉が通じないらしい。
どのくらい違うかというと、日本語と中国語の違いくらい大きいらしい。

人口はすでに14億人弱、世界で一番多い。
北京市内だと2千数百万人。
東京の倍以上。

ただ、東京とその近郊のように住宅地が延々続く感じではなく、
北京市内に入ると、そこは共産圏の街。
国有で立てられた巨大マンションがあちらこちらにそびえ立つのが異様に感じる。
今はそれらの物件を個人が買える時代。

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気候に関して、
夏の北京は乾燥して、カラッと晴れることが多く、気持ちの良い季節。
雨の日なんてのは、年に数回ある程度、、らしいのだが、
今回滞在した5日間はずっと曇りだった。
しかも湿度は激高。
まるで風呂場のよう。



町並みについて、
話に聴くと、
2000年以降の北京市内の再開発による変容は凄まいスピードで、
古い町並みはどんどんと、取り壊され新しいビルが建っていく。

日本にいると2000年なんて、ついこないだ。
確かに情報通信はえらく便利になったが、それ以外は日本の街中に大きな変化は無い、、ように思える。

その頃(2000年くらい)から北京で仕事をしてきた日本人の方に話を伺うと、
変化のスピードが大きすぎて、まるで遠い昔のことを話すように、
その頃の北京の様子を話してくれた。


こういう裏路地も大分少なくなったよう。
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立ち退きの行き先の間取り図。
中国の権力は強いので、抗議など出来ない。。
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ローカルの食堂での朝飯。
小籠包的なものと、粟だか稗の穀物のお粥。

これで9元。150円くらいだろうか。味は普通。

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物価は、みるみる上昇しているらしい。

上に写真のようなローカルな軽食は別にして、(それでも高くなったらしい)
普通に生活しようとすると、物価は日本と変わらない。

インフレ。
物価は上がる = 貨幣価値はどんどん下がる。

貯蓄は死に金で、資産を減らすだけ。
中国の現金を持っている人はどんどん他のものに投資する。
経済は活発だし、能力のある人にはチャンスが多い街でもあるらしい。






交通事情はというと、
普段乗りの自転車は、ほとんどの人がシェアバイクを利用。
すごい数のシェアバイクが走っている。

市内の何処でも乗り捨てが出来るので、
マナーによってはとんでもないところに捨てられている。

ある一定以上の道幅の道路にはしっかりとした、自転車専用レーンが設置されている。

自動車も自転車も、自己出張が強く、クラクションやベルを鳴らしまくり、
割り込みもするが、
自転車に関しては、逆走をする人はほぼいない。

一見、傍若無人で無秩序に見えるが、それなりの秩序があり、何となく上手く空気を読んで、全体が回っているようだ。
赤信号もみんなで渡れば怖くない、なんていったら怒られそうだが、
車側も歩行者の雰囲気を感じ取って、実際それで交通が上手く?流れていることが多い。

昔、ネパールなんか行くと、
首都のカトマンズはさすがに信号が多いが、
郊外にいくと信号なんてまず無かった。

交差点は基本的にロータリーの形状をしている。
上手く流れと空気を読まないと進入と離脱が難しい。

交通に限らずルールがあるのか無いのかわからない状態で、
上手く流れに乗ったりするのは、大陸系の人は上手い気がする。

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シェアバイクの回収。
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そんな北京の再開発地区の一つ。
健外SOHOという地区の一角に、
自転車と食を軸に、REという新しいお店がオープンされた。

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今回はこのお店のオープンのディスプレイ準備。
また、オープンに際し、メディア関係の方々が来られたので、
自転車の関係者として、簡単に挨拶と自己紹介をさせていただいた。


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といった感じで、
超久しぶりの海外と刺激的な北京。


羽田に降り立ったら、もう日本は先進国でも何でもないな~と思っちゃいました。


帰ってきてからも狸店主と、
中国社会の奥深さについて、雑談しつつ思いを馳せているところであります。






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2017年07月17日

明日より5日間、出張に出ます。


明日より5日間、

7/18から7/22まで出張のためお店を空けます。

メール・お電話でのお問い合わせ等、すぐにお答えできない状態になりますが、
悪しからずご了承くださいませ m(._.)m

2017年05月11日

あなたの街の便利な町工場

ジグを作るのに欠かせない、機械加工。

大きな鉄の塊をがりがり削って、精度の良い加工物を作る設備は当方には、
残念ながらまだ無い。


目の前の仕事と平行して、ジグなどの設備を整えていくのだが、

フレームのジグ。

これは自分で図面を書いたものを、
近所の機械加工屋さんにお願いしている。

予算的なものや、設計のミスの可能性もあるため、段階的に作ってもらうことにした。

その一部が上がってきた。


シートチューブを定盤上で保持するジグ。
BBを中心に角度を自由に設定できるよう、旋回出来るようになるのだが、
その旋回部分。

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BBジグを中心にこんな風に角度をふれる。

凹んだ部分に面出しした平板をボルト止めして、
その平板の上に芯押し状の、シートジグが設置される予定。


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あとはこんなもの、
ステンレスのロッド棒をテーパー加工してもらい、
リアエンドのジグが定盤上のどこにいるかを見るインデックス。
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製作をしていただいたのは、当店からそんなに離れていない、
練馬区の北町。
自衛隊の駐屯地のすぐそばに工場がある、猪爪精密製作所さん。
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入り口から中の機械類と工場の方、中の様子が見えます。
当たり前だけど旋盤やらフライスやら色々ある。

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猪爪精密製作所さん、「あなたの街の便利な町工場」をモットーとされ、
こんな小口でも快く行き受けて頂いた。

基本的にコンピュータ制御の機械でなく、
汎用機械で手で職人が作る。
今回の制作物は結構苦労されたそうだ。
すみません。。

今はミスミさんのように(流通でいったらアマゾンみたいなもん?)
ウェブを精巧に作り込み、全国の工場のネットワークを使い
材料や工具、計測器の物販から
特注の加工品まで、受けてくれるものもある。

ただ、対面で図面もラフの状態から相談に乗ってくれるというのは、
非常に心強い。

また機械加工品というのは、0.1mmでもずれていれば、
用をなさない場合も多々あり、
手直しが必要なケースも多い。
大物だとその度に、遠方の業者に送るというのもしんどいものがある。

近くに相談できる業者さんがいると、品物をさっともって行って、
こんな感じでお願いします!と気軽にお願いできる。
ありがたいですね。


私「どういうモノを製作されることが多いんですか?」

猪「・・・。色んなものを作りますよ。」

猪「たとえばこんなモノとか。
これは造船会社が船を設計するときに、何分かの一の模型を作るんですが、
その模型の部品です。」

真鍮を旋盤で削り出したなにかを見せてくれた。

私「へぇ~」

猪「あとは最近こんなのも作りました。
個人のお客様で、車のシフトレバーの○×△・・・・・。」

私「会社さんから、ある程度まとまった数の仕事もやられるし、
個人の趣味の一点物の制作もされ、幅が広いんですね。」

猪「まぁ、そうですねぇ。」


ということで、
何か機械加工で、物を作りたいという方は、
猪爪精密製作所さんに相談されてはいかがでしょうか?












2017年05月07日

フォークベンダーが完成

先日、フォークベンダーの一部分を作っていたが、諸々の用事で作業がストップしていたが、
先週再開の上ようやく完成。


道具やジグ作り。
自分で作るのは結構大変。
フレーム自体を作るより大変なのです。

が、これは大切なことだとすごく思う。

場合によっては他から良い道具を買うことができる。
ただ、自分で作ることによって、
他の同業者のやり方を参考にしたり、勉強したり、自分で編み出したりする。
加工する際もそれなりに加工の知識が必要。

過程において得るものが沢山ある。
地力がついていく。

つーことで、

曲げ器3種類のうちの、一番曲げが深いやつ。
ツーリング車などの先曲げには必要なアール。

デンスバー、鋳鉄を切り出す。

ラインを引き、、
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ざくざく~、この段階で極力マジックで書いたラインにぴたっとザグるかが、あとの切削、仕上げの楽さにつながる。
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グラインダーとベルトサンダーで仕上げていく。

鉄粉で、顔面が爆発現場に居わせたような汚れ具合になる。

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つるっ!とな。
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曲げ器自体は完成。

今度はフォーク足パイプを保持するジグを作る。
フォーク足内径にすぽっと収まる寸法、9mmの丸棒を台座にボルト止めすべく、加工。
ボルト止め部をフライスでがりがりと、平らにする。



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用意した鉄骨を台座に。ジグを取り付けるねじ穴を開ける。
曲げ器本体にもねじ穴加工。

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台座にボルト止め。
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ジグとなる丸棒をセットし、火で曲げていく。
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ぐいっと曲がった。要らない部分はカットします。
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フォーク足を固定するため、丸棒ジグにネジを切り、ボルト止め。
これでぐっと曲げることができます。

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作業台にがっちり固定して終了。


作ったベンダーは3種類。
疲れたぜ~。

3種のアールを違うベンダーを使用することによって、
美しい曲げを作ると同時に色んな肩下寸法、オフセット、曲げの風合いに対応します。

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とりあえず、テスト。

フォーク足を固定する丸棒が弱いなどの、改善点はあるものの、
おおむね上々かな。


おしっ、どんどん作るぞ~
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2017年03月18日

フォークベンダー 新調中!

フォークの曲がり、
どうやって曲げているかご存知ですか?

単純です。
通常は曲げ器(ベンダー)にかけ、ぐいっと曲げるだけ。

その曲げ具合で、フォークオフセットを決めるわけですが、
この曲がり具合、美しいものと、そうでないもの。
色々とあるわけですが、やはり美しい方が良いですね。


それをするにはベンダーそのものが綺麗なカーブを描いていないといけないのと、
フォーク足をしっかり曲げるには、がちっとした剛性が必要。


ロード系のフォーク足の中間部から曲がるものと、
ツーリング系でよくある、先曲げのもの、
それから、ピストなどで使う、浅い曲げの3種類を改めて作ることにした。


材料は鋳鉄。
商品名はデンスバーといって広く出回っているもの。
これを手作業で削り出すことにした。

(デンスバー)
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まず、紙に手書きでおこして、
そのラインをデンスバーに写す。
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ラインに沿ってポンチを打ちます。
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ボール盤でざくざく抜いていきます。
普段、鋼鉄を触っているので、鋳鉄って柔らかいな~~。

ポンチを打ったけど、別に要らなかったな。
柔らかいので9mmのドリルでも、すぐ材料に噛んで、ずれない。

柔らかいと言ってもこのサイズ。
結構時間が掛かる。

眠い。。
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全部通した。。
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要らない部分をぽろっと取ります。
洗濯板のような部分とグラインダーで
落としていく。

もう、細かい鉄粉がすごすぎて、
喉と鼻がやられる。

帰って風呂場で、何回もうがいしたが、
唾を吐くたび、唾には黒い鉄粉が混ざる。
体に悪い。
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大分削った。
あともう少し~~!
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出来ました。
なかなかいいカーブ。

フォークを曲げるのが楽しみだ。

けど、あと2つ残っている。。
ここまで丸一日。
あと二日これか~

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