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2020年02月07日

スライドエンド換装

「この古いMTBをシングルギアで、かつディスクブレーキで乗りたいんです」
「なので、ホリゾンタルエンドにディスクブレーキ台座を溶接してくれますか?」

と、お持ちなられた、トレックのクロモリMTB。

であれば、こっちの方が使い勝手いいですよ。
これならシングルで乗るときにチェーンを引いても、ディスクブレーキの調整を改めて行う必要が無いし、
パンク修理などで車輪を外すとき、ブレーキを外す必要がない。
(シートステーにブレーキキャリパーがあって、ホリゾンタルエンドだとローターがキャリパーにあたり抜けない)
RDハンガーもついていて、多段でもシングルでも遊べますよ。


ということで、スライドエンド。
普通のストレートドロップエンドをこれに変えます。
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このフレーム。
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このエンドをとっ外して。
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こんな風になりました!
これでブレーキの仕様も今どきになりました!
チェンも引けますし、引き幅も結構あるので、リアバックの寸法もある程度変えて色々試せそうですね~
写真はクイックレリース仕様ですが、12㎜スルーアクスル対応もしています。

ただこの改造は元のエンドを取り外して、新しいエンドに合わせるために、
シートステーやチェーンステーの角度を合わせる必要があります。
なおかつオリジナルのジオメトリを維持しながら。。。
なので、ブリッジを外したりと色々と、大工事なんです。
これだけいろいろいじると、塗装も多数剥がしますので、ご希望にもよりますが、全塗装という流れになります。

費用的には全塗装込みで仕様にもよりますが、¥67000~からが参考価格となります。
お問い合わせくださいませ。

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ブレーキホース受けもしっかりつけて。
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今回はシンプルなグロスブラックに塗り替えです!
剥離全塗装は、剥離後に下地処理をしっかり行います。(パイプ内部まで)

なので、古いものでもある程度延命が望めますので
その観点からもご予算があれば、全塗装をお勧めします~

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ありがとうございます!


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2020年01月11日

トラックエンドに滑り止め  明日12日お休みを頂きます!

明日12日、所用によりお休みを頂きます!
ご不便をおかけいたします。




さて、本日もちょっとした作業。

エイメイの競輪フレームに完組のロードホイールを履かせたい、案件です。

通常のロードホイールの後輪は現在130mm幅なのでエンド幅120mmの競輪フレームのリアバックを
130mmにぐっと広げます、固いパイプや、薄いパイプはなかなか難しいですが、今回はすんなり。


水平にスロットが切ってあるトラックエンドは通常しっかりとしたナットで締めます。
強いトルクで踏み込むと前に滑ってしまいますので。
今回の様に何らかの要望でロードのホイールを履かせるときは、
そのクイックレリース用のシャフトをナット締め用のシャフトに入れ替えて使うのですが、
今回は海外通販の完組ホイール。

このホイールのシャフトの径は交換できる径ではなく、ナット締め不可。。クイックで運用するほか無し。
なのでフレームに滑り止め工作をすることに。
昔のロードエンドの要領で。


スロット奥に穴を開けて、ネジを切りたいけど
手持ちのドリルでは絶対に真っ直ぐあかないので、
マシンバイスになんとか掴んでフライスで穴開け。

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ネジを切ってM3のネジを入れます。
これで後輪の引き量調整と滑り止めができますね。

小物単体ではなく、完成されたこのでかいフレームを
手持ちのバイスにどうやって固定しようか、とか色々と考えながらやると
こんな小さいことでも、時間が掛かるのです。。

でも無事作業がおわり良かった。

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2018年11月27日

折れたRDハンガー、再生

アルミなんかに比べて粘りがあるスチール、
本来折れにくい鉄のRDハンガーですが
何度も曲げたり、鉄の質によっては折れてしまいます。

今回はこれをなおしました。
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結構こういう事例もあるかと思い、交換用の小物を数個作りました。
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折れたところを綺麗に整えます。
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小物を合わせて、、
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ロウ付けして外側のラインも綺麗にシェイプします。
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クイックレリースのナットが当たるフェイスを貼ります。
母材をサンドイッチして強度を増します
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元々126mmのエンド幅だったというのと、
フェイスを貼ったことにより、エンド幅が狭いので、
130mmに確実に広げます、
これで現行のロードホイールが使えますね。
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ハンガーにタップを切って、
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ちゃんと車輪と平行になるように面だしして、、
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出来ました~
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あとは部分塗装して終わり。
全く同じ色にはなりませんが、近似色にて。
組みつけるとそんなに気になりませんよ。

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ありがとうございます!!







2015年05月25日

折れたリアディレイラーハンガーの修理

え~、えらい古いGIANTの鉄フレームですね。
80年代のものらしいです。
チェーンステー長が430mmもあるのでツーリング車でしょうか?

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?、リアディレイラーがひん曲がっていますね、
ねじ山も、もう使えませんし、曲げなおしたら折れてしまうでしょう。
今回頂いたお仕事は、こちらの解決でございます。
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当初は、エンドの差し替えの依頼でしたが、
市販の安価なエンドを使うには、ほぼエンドの形状が、新旧と一致している必要があります。
写真は日本のハンドメイドで良く使われる、リッチーのエンド。
あてがってみますと、ハブシャフトの収まるスロットの位置がまるで違いますね。
これでは車体は後ろ下がりになってしまい、キャスター角などが変わるので、
操舵感も変わるでしょう。
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作戦を変更し、折れたハンガーを作り直すことにします。
とりあえず、曲がってしまったハンガーを綺麗に切り落とします。
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でもって、6mm厚の鉄板から切り出し、ハンガーの形状に成型します。
ねじ穴部はハブシャフトから何ミリの距離で、チェーンステーからの角度は何度、、とか
色々細かいシマノ基準があるので、それにあわせながら、
徐々に成型します。
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成型したものを仮付け。
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ハンガーを仮付けしたら、それを同じような形に成型した薄い鉄板で、ハンガーの裏表から挟み込みます。
それでもって隙間からロウを流し込み、
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さらに仕上げます~
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ハンガーの面だし、調整。
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ディレイラーを取り付け確認、
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完成です。
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エンド周りは何かとトラブルの多い箇所。
鉄系のフレームでしたら、何とかなる場合(ならない場合もあります)も多いので、
お困りの方、ご相談ください~






2015年05月16日

外れたエンドをつける補修

リアエンドがチェーンステーから外れた古いクロモリフレーム、
よくある感じの壊れ方のフレームの補修です~

ステーからエンドが抜けています。
見ると入っているロウは本当にうす~くしみこませてある程度。
ステーから外れたエンドは応力により少しはねていますが、軽度です。
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跳ねたシートステーを矯正しジグにセットし、外れたすり割り分に今までより少し多めのロウを流し込み、溶接。
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溶接した後はアラインを取ります。
大なり小なり、エンドに手を加えた後は、こうしたアラインをとる作業が必要で、
特にストレートドロップエンドはコンマ数ミリここがずれると、視覚上ホイールがまっすぐ入りません。
軽度であれば、定盤上でリアセンターの確認・矯正の上で、
写真のようにスロットに棒やすりをいれれば、まっすぐになります。
このずれが大きいとすごく面倒なんです。。
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再び、定盤上で確認、実際にホイールをはめて確認、完了です!
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なにかトラブルを抱えた鉄系フレーム、何とかなる場合も多いので、
カスタムも含めご相談ください~



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