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2020年05月09日

ドッペルゲンガー

ドッペルゲンガーのなんていうモデルだっけ?

実はとある自転車販売店でバイトをしていたことがあり、
そのときに飛ぶように売れた車体がコレ。

確か完成車で¥28000程度だったかと思うけど、
フレームの形状が面白く(物をいれられる)、小径でかわいいので、
使用用途はままちゃりだけど、ちょっと変わった物が欲しいマダムにかなり売れた。

ドッペルゲンガーは、この価格帯では時々こういったヒット作を放つ、
企画力の優れたメーカーだと思う。。

にしても、手数の多いフレーム。
どんなコストで作っているんだろうか。

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このフレームにSRサンツアーのスイングショック。
通常のサスペンションでは大げさすぎるシチュエーションに、
軽量で比較的安価なこのフォークは面白い選択だと思う。

700c対応、ディスクブレーキ台座付き、なんてのもあるので、試してみたいなぁ。

スイングショックのコラムはオーバーサイズ。 1 1/8インチ。
フレームは1インチ対応。
このままでは使えませんね。

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ということで加工しました!
オーバーサイズ対応のためヘッドパイプ入れ替えです。


ジオメトリも普段作っているような車体と大分違うので、
ジグも臨時セッティング!
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付いた。
接合箇所が4箇所なので、切削が大変。
鉄粉だらけになった。
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それからシートチューブにはボトルダボ。
シートチューブが短く、埋め込み式のダボは使えないので、浮かすタイプで。

上記の理由でシートにダボがないパターンは結構あると思うので、
場合依ってはこのようにダボ穴を設置できる場合がありますね!

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アタッチメント式のケージ。
取り外しが簡単。

IMGP1371.jpg
IMGP1372.jpg



ご依頼頂いてありがとうございます!

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2020年04月23日

パナ ピストCS差し替え

落車の際にチェーンステーに入ってしまったクラック。
チェーンステーを差し替えてほしいとのご依頼。

パナソニックのピストレーサー。
パイプはカイセイの8630R。
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わかりづらいですが2㎝ほどのクラックが入っています。
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実は他にも現在カイセイの8630Rを使用した、
そちらはロードバイクですが、身長195㎝の方がのっているロード。
ダウンとトップチューブがぽっきり折れていました。

8630R は通常のクロモリと違いニッケルが添加されているもの。
靭性、粘りがすくないドライなフィーリングのパイプ。
靭性が無く結構な薄いパイプで、身長が195㎝あって体重もそれなりにある方が乗る大きいフレームの材料としては
破損のリスクが高い材料でもあります。

パナソニックはオーダー品ですが、
これをアレンジしたショップさん、こういうリスクをわかっているんでしょうか。

クロモリ イコール 壊れない 永久的なものは間違いです。
軽量パイプを適正でない場合に使用すると、非常に壊れやすい場合があります。


引っこ抜きました!
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新しいパイプを入れます。
今回は丈夫なカイセイ022を新しく入れます。
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今回は当店での部分塗装。
仕上がりは全塗装の方が断然良いですが、
調色しやすい色の場合、このくらいレベルで仕上げられます。

チェーンステー差し替え ¥25000
部分塗装 ¥8000

上記参考価格(税抜)

破損フレーム修理 ご検討ください!

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2020年03月26日

奇跡の生還、、というかほぼ作り直し?!

ひどい破損です。。


身体は無事だったようで本当に良かったです。

身体は飛ばされて自転車から離れた後、
愛車は大型トラックに巻き込まれて、踏みつぶされてリアバック大破。

シートステーはS字に曲がっちゃて。
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BBシェルからチェーンステーはもげています。
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写真にはありませんが、
後輪ももちろん大破。
ハブが真ん中から割れて、リムもぐしゃぐしゃ。

BBもシェルと共に破損。
ハンドルやシートポストも曲がってしまいました。

これを治したい、とお持ちになられました。
これを??
治すというより、ほぼ作り直しになっちゃいますよ?

それでも相当な愛着をお持ちで、
残ったところを生かして復元してほしいということで、
お仕事を頂きました。


70年代にブリジストンから出ていた車体で、
制作に溶接をほぼ使わず、特殊な製法で作られたフレーム。
接合部はアルミのラグ。

その都合でトップチューブとダウンチューブの途中から前、
そこを生かして、あとは作り直して復元ということで、加工を進めました。


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出来ました!!
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なるべく、オリジナルに近づけるべく、
ロゴも似たようなフォントを使い復元。

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もちろんパーツ類は当時のものは手に入るわけが無いので、
現行のシルバーパーツ、
例えばSUNXCDのクランクや、グランボアのハブやマッドガード。

それらを使い、組付けております。

これだけやってしまいましたので、
それなりのコストがかかりますが、喜んでいただけたようです。

もう事故には絶対に遭わないように!!



2019年08月22日

凹んだトップチューブの差し替え

どちらのフレームなのでしょうか、古く不明なものですが、
愛着がおありで再生したいということで、遠方からご依頼いただきました。

今回はトップチューブが折れたわけではなくて、
ぼこぼこに凹んだ状態。

パテ埋めして使用されていました。

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トーチを二つ、二人がかりで破損したパイプを、
炙って引っこ抜きます。
ラグを壊さないように。。

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ラグの中に残ったロウを取るのが結構大変。。

元のパイプの寸法を計測しておいて、
ざぐって下処理したものをセットします。

フレームの狂いを取って、仮付けしたら本付けします。

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本付け、仕上げ後

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あとは塗装。
パイプの地が露出したままではすぐ錆びますからね。。

提携の塗装屋さんに依頼して、、
ちなみに工程は、

古い塗料を剥離

洗浄

パーカー処理、
一種の酸化処理で、パイプ内部も含む金属表面の保護、しっかりとした塗装下地ベースを作ります。

プライマー、サフェイサーで下地作り、発色の良さと表面の滑らかを作ります。

本塗り

といった感じです。
しっかりとしたパーカー処理と塗装が、
クロモリフレームを長生きさせます。
下地をしっかり作っていない、鉄のフレームは、、だめです。


また塗装からあがってきたフレームは、すぐに組み付け、、
というわけにはいきません。
組みつけのための下処理が必要です。

例えば、
塗料が乗ったBBシェルのフェイシング。
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塗料がのった泥除けダボのタッピングなど、
通常のユーザーさんでは持っていない工具を必要とします。

フレーム&フォークの剥離、全塗装、当店では¥32000~となっていますが、
これらの下処理はすべて料金内に収めております。

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完成です。
ここからお客さんの手元に戻って、組みつけられて
愛車としてされることでしょう。


いかかがでしょうか、
ボロボロになってしまった愛車の再生、
必要ならば修正、パイプの差し替えまで行い、
格好良く塗装してお返しします。

例えばダウンチューブにカッティングシートの張り込み、なんかも
内容によっては可能ですので、お気軽にご相談ください~~!

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2019年08月02日

折れたブロンプトンフレーム

折れたブロンプトン。

よく同じような場所が折れるみたい。
一本のみの構造を続けるなら、材料の厚みなんか見直したほうがいいじゃないだろうか。
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とりあえず元のようにくっつけました。

少し水平長は短くなりましたが、ヘッド角なんかはきちっと再現しています。

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破断したときのショックやら溶接の熱やらで、
ヒンジ部のシャフトが傷んでいるはずなので、交換したほうがよいです。
交換に要するパーツやシャフト抜き出し圧入工具は、
ブロンプトン特約店さんなら持っているそうですよ。




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