2017年07月16日

クロマグ 44ヘッド化 

やはりニーズがあるのか、44mm内径ヘッドチューブへの交換。

クロマグのMTBフレームで1 1/8オーバーサイズ用のヘッドチューブから
通常のオーバーサイズもテーパードコラムもいけちゃう44mm内径ヘッドチューブへの
差し替え依頼を頂きました。

確かに今のテーパードコラムのフロントサスが使えないから困るよね。。

ちなみにロード系の車種でこのごついヘッドチューブが必要だとは今のところ思っていない。
剛性過多だし重くなるし、他のメインパイプとのバランスも悪いし、、流行ってるけど。


クロマグ スタイラス。

アクション系に強いオールマウンテン、だそうです。
直線的なフォルムが渋いですね。かっこいいです。

これのヘッドチューブ差し替えます。

R0017927.jpg


左が新しいヘッドチューブ。
ごついですね。
R0017930.jpg


途中、
作業工程は今回は有りませんが、、
入れ替えました!

ちなみに今回は、ヘッド角、長さはオリジナルのままです。
R0017940.jpg



塗装後、もちろんリーマがけとフェイスカット。

この刃物を持っているショップもMTBに強い所を除くとあまりもっていないでしょう。
だって使わないから。


ちなみに塗装は今回も狸製。
部分塗装なのですが、
オリジナルとぴったり同じ色に調色、再現することはかなり困難なことです。

なので、逆に、剥がしていない部分の塗装になじませることを考慮して、
ちょっとしたエイジング。
小技をかけてもらっています。

具体的にはベースの色に、その色が劣化したような色を少量吹きつけ、
あとは、少し表面を荒らし、他の部分となじませるようにしています。

R0017993.jpg


できました。
R0017996.jpg


R0017997.jpg



良い感じです!




スポンサーサイト
2017年04月08日

現行サスペンションフォークを挿すがために、、ヘッドチューブ入れ替え


先日のヘッドチューブの入れ替えの記事を読んでいただいたのでしょうか、
お持ち込み頂いたこちらのフレーム。

何のフレームなんでしょうかね、詳細はわかりませんが、
こちらのフレームに確か現行の、
SRサンツアーのスウィングショックを挿すということで、
ヘッドチューブを1インチ対応から、1 1/8インチOS対応のチューブにリプレース。

R0017311.jpg


リアもショック機構があるので、フロントにも1インチコラムのサスフォークがついていたんでしょうか。



OSヘッドチューブ。
任意の長さに切り出します。
今回は170mm。

R0017313.jpg


要らないヘッドチューブは落としちゃって、
OS用にしっかりざぐります。

ざっくり。

手持ちのフライスは小さくて、掴めないので、
機械でざぐるのではなく、
グラインダーとベルトサンダー、でざぐります。

これが結構、大変。体中鉄粉まみれ。。

R0017316.jpg



OSにリプレース完了!

R0017317.jpg


仕上げ後、しっかり、リーミング、フェイスカットを施します。
当店の切削系のツールはサイクラス ドイツ製。
リーズナブルで手を出しやすい、良メーカー。
パークツールは最新規格への対応が早いけど、高くて手が出ない。


R0017320.jpg



完成です!

先日に引き続き、古い資産に現行品を対応させる、仕事のご依頼でした。

可能であればやる、をモットーにしておりますので、
あれできない?というのがあれば、遠慮無く相談してください~。

R0017321.jpg



2017年03月14日

古い資産を生かします!44ヘッド化


数か月前にディスクブレーキ台座をつけさせていただいた、ヨセミテツインピークス


今度はヘッドチューブを差し替えることに~

造詣が美しいエレベーテッドチェーンステー。
BBはまさにBBハンガー。

フレキシブルで懐の深い挙動は、独特の魅力があるみたいですね。
R0017096.jpg


オリジナルのリジッドフォーク(通常のオーバーサイズ)から、
現在のテーパードコラムフォークまでアセンブルできるよう、44㎜ヘッドチューブに差し替えます!


元のヘッドチューブは切り外してしまいます。
もちろんその前に、オリジナルのヘッドの角度は測定して置きます。
R0017097.jpg



(切り外されたフレーム)
新しいヘッド用にザグリ直します。
ちなみにヘッドチューブを取り外すと、トップとダウンが、パンッと跳ねます。
残応力があるんですね~
R0017100.jpg




(44㎜ヘッド)
通常の1 1/8インチのオーバーサイズから、
1.5インチテーパードコラムまで、行けます。便利ですね。

クリスキング、ケーンクリーク、それからタンゲ、、これらのメーカーから適合するヘッドセットは販売されています。
R0017101.jpg


(治具にセットし、仮付け)

角度は正確に!出します。

ちなみにこのフレームのオリジナルフォークは、リジッドで肩下寸法は短いもの。

それに現行のサスペンションフォークを挿す想定と、
ヘッドセットのスタックハイト、
それから今までこのフレームで里山を走った乗り味の経験を加味し、、
元のヘッド角より、1度起こすのが良いだろうと判断。

そう、もちろんスケルトンも適宜変更が可能なんです。

それが、吉と出るか凶と出るか。
元が中古で数千円で買ったとおっしゃるので、想像と違っても実験で済みそうです。
R0017102.jpg



(ロウ付け後)

付きました!後は仕上げるのみ!
R0017104.jpg


(仕上げ後)
いいですね~

これで44mmヘッド化が完了です!
R0017113.jpg
R0017114.jpg
R0017115.jpg


今回使用したヘッドチューブ、
海外から直で買いますので、通常の日本の流通では手に入りません。

オーダーいただいても、さっと取り寄せることができないので、
ご希望の方は当店在庫のあるうちにいかがでしょうか?

残り在庫は
90㎜、105㎜、115㎜、各1本ずつ!

R0016779.jpg






2017年02月17日

カムバック カラミータ

事故車のカラミータ。

前輪から正面衝突をすると、大抵こういう逝き方をする。
ヘッドチューブには下にひねるような力が加わり、トップチューブ・ダウンチューブの上部が破断。
溶接の肉盛り部分はつよいので、そこが外れることはあまりない。

今回はそれ以外のパイプとフォークは無事だった。
丈夫と言われるスチールパイプだが、
力の逃げない衝突の仕方をすれば、割と簡単に折れる。

R0016460.jpg


それを今回再生を、とのご依頼。

まず、破断して使えないパイプは取り除く。
ついでなんで、トップ、ダウンの他、ヘッドチューブも新しくします。

取り外したヘッドチューブ。
R0016461.jpg


今回はラグレスフレーム。
取り外しは、単純にグラインダーで切り外し、フレーム側に残った溶接痕も邪魔なので綺麗につるっとさせます。

BBハンガー。
R0016510.jpg


トップチューブとシートチューブの接合部。
R0016511.jpg


後ろ半分のみになりました。
今回はオリジナルスケルトンに復元しますが、
ちょっとアレンジすることも可能です。
正直オリジナルのスケルトンをみると、イマイチなことも結構有るので。
R0016512.jpg



ジグにセット。トップチューブを仮付けします。
R0016640.jpg

R0016639.jpg

R0016641.jpg


ちなみにこういった場合も、最初に必ず製図をします。
各所の角度を割り出し、仮付け、本溶接のたびに確認、ずれがあれば修正しながら、
同じように後の作業を進めます。

本溶接後。
R0016642.jpg



新しく用意したヘッドチューブ。

R0016643.jpg

ざぐり前のダウンチューブ。
R0016644.jpg


溶接後。
自転車の形になりました。

R0016655.jpg


あとは小物をつけていきます。
ブレーキのアウター受けとWレバー台座。

R0016666.jpg


前三角が完成した後の薄い部分への火入れは、極力抑えたいので、
ここからは使用温度帯が低い、銀ロウを使用します。

R0016667.jpg


完成です!

R0016747.jpg


仕上げもつるっを仕上げます。
R0016748.jpg



後は塗装、組み付けのみ。
お客さん、女性ですが随分と渋い色の選択をされました。
こういうトーンが抑えめのフレームカラーは、パーツの色が何でも合わせやすいので、
色々試せていいですね。


R0016805.jpg



組み付け後。


事故車の持ち込みは本当に増えた。

毎日自転車に乗るが、ままちゃり、スポーツ車限らず、もうちょっと走り方考えようぜ、てのが多い。
過失割合からいうと、今までは対自動車でいえば圧倒的に自動車側が不利。
でも最近では少しその辺の保険屋さんの対応が変わってきているっぽい。


ちょっと前、渋谷の道玄坂。
R246方面から渋谷駅方面へ、一台の軽トラ。時速35キロくらい。
その後ろ5メートルくらい後を一台のクロスバイク。ライダーは外国人。速度は同じくらい。
道路の状況は路上駐車だらけ。

ある路地を入ろうと、軽トラはブレーキをかけ左折。ウィンカーは出していた。短かったけど。
自分の目の前だったが、左折しようとする軽トラにその外国人は突っ込んだ。
たいした怪我は無さそうだが、転倒し前輪が大破。
外国人は軽トラに「ファーック」と怒鳴り、速攻で示談に持ち込み、目の前の自転車屋へドライバーとともに入っていった。。

もちろん、ドライバーにも非があると思う。
しかし、路上駐車の多い道玄坂。
配達や荷下ろし、客を拾うタクシーなど、この辺りの道は状況が悪い。
このような状況で何かあったときに制動できない速度で、逃げ場がない左側すれすれを走るのは、
自分が事故の直接原因でなくとも、巻き込まれるリスクは高い。

事故の際、立場の弱いドライバー。
転倒した自転車は気の毒だとは思ったが、味方になる気は全く起きない。


ということで、安全運転で二度と事故に巻き込まれないように、
気をつけて乗ってくださいね~!

R0016811.jpg
R0016812.jpg
R0016814.jpg
R0016813.jpg





メイン