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2019年05月28日

シートジグを新しく作った

定盤と、最低限のジグがあればフレームは精度よく作れるけど、
作業性や拡張性を考えて、徐々に作り揃えていかなくては、と思いつつ、
日々の目の前のことに終われ、2年ほど手付かず。
シートチューブを押さえるジグ。

ミスミの規格品に穴あけ加工したもの、加工屋さんにお願いして作ったもの、色々です。
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高さを出すためのブロックをベースプレートに取り付け。
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芯押しをくわえるシャフトホルダーをその上にねじ止め。
ここまですべてミスミの規格品。
特注ではないので安価です。
もちろん、全面フライスで仕上げたもの。
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組み上げも精度よく。
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これは元々あったBB保持用
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BBジグを中心にシートジグが旋回するための回転部
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回転部にシートジグをマウントします。
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芯押しホルダーに芯押しを挿入です。
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芯押しのセンターが、狙った高さ(140mm)にきているか確認。
40mm径の芯押しなので、133.9mm、公差マイナス0.1mm以内、上等です。
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できました。
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こんな風に旋回
シート角に応じて固定します。

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めざせ、目標生産台数、30本/月 笑)

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2019年05月08日

新しいツーリング車

ありがたいことに最近では当店にフレームを注文して下さる方が、
前よりも増えてきて嬉しい限り。

ただ今製作中のひとつに私が今まで乗って来なかったような、
コンセプトの車体がある。

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・アップライト(ほぼ上体は真っ直ぐ立つ)
・土踏まずペダリング、
・ショートクランク、非常に寝たシート角でサドルが後ろにある

スピードや瞬発力が発揮できないなどの不利な点があるものの、
オーナー、発案者はメリットとして、
ゆっくり走るには効率がよい、景色が見えて楽しい、足つきや後方の視認性が良い、など
多点を上げている。

現在の主流のロードバイク、ツーリング車、クロスバイクなんかは、
基本的にレーサーの、上体を前傾させたところから生まれるパワーを基体とした考え方。
確かにそうだ。
フォーム的に全く別のアプローチのリカンベント、クルーザーなんかもそうだけど、
レーサー基体でない、別のツーリング車があってもいいんじゃないか。

現在、車体は制作中なので、
完成したら改めてこの自転車の良さや、主張をご紹介したいと思う。

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私は基本的にロードから趣味の自転車の世界に入ったので、
ドロップハンドルが好きだし、よく行く林道やロードツーリングにもある程度の前傾フォームが
楽しいと思っている、効率云々は別にして。

が、所詮自転車は遊びの道具。
世の中色んな経験や考え方から、全く違うものも当然あって然り。
自転車は楽しく乗れれば、それでいいのです。

また、オーナーさんはご年配の方、
海外などから帰ってくると実感しますが、
日本は本当に高齢化社会だな、と思う。
オーナーさんはある程度体をトレーニングしないと楽しめない
レーサー基体のツーリング車より、普通のご年配、ご高齢の方にはこのような自転車の方が楽しめるはず、とのこと。
それも福祉車両じゃなくって!趣味の自転車。

実際、私の父親も大病にかかり、腰を悪くしてしまった。
普段の生活を楽しむための一手段・道具として、自転車は有効だと思う。
ぜひ自転車に乗ってもらって生活に潤いを、と思っているが、
腰を悪くし体力や判断力、その他諸々が低下した父親に、
前傾を取らなくてはならないスポーツ車は勧められない。

上記のようなこともあって、今回のご依頼は興味深いので、
サンプルも作って、ちょっと色々やってみたいと思う。



2019年04月17日

MTB用リジッドフォーク

MTB用リジッドフォーク製作、
肩下寸法、オフセット、材料、パイプの太さ、ある程度自由が利きます。

フォークのみの製作のご依頼、大歓迎です、お問い合わせくださいませ。

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完成!!
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お待ちしております!




2019年03月19日

12mmスルーエンド

ロード系ディスクブレーキ、
エンド幅やアクスルの仕様、色々と規格は出ましたが、
最近はほぼ、142㎜幅の12㎜スルーアクスルというのが、定着ということでよいと思います。

我々が使うエンドはまだまだ、使い勝手の良し悪しや入手性、コスト面でも見合うもの、
色々な条件で難しいですね。

ということでエンドを自作しました。

金属板の加工は技術的に、2次元ベースになってしまうので、
必要な部分は別に削り出すなどして、ロウ付けして
3次元の要件は満たしていきます。

2次元CADで描いたものをレーザーで切り出した板材と、
アクスルをねじ込む目ネジの部分。これは旋盤加工。
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目ネジ部を、ドライブ側エンド本体にロー付け。
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ノンドライブ側エンドの外側には既存のワッシャーを貼って必要な厚みの調整、とフェイス。
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内側はハブ軸がうまく収まるガイドを、M19のワッシャーを切り貼りした。
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目ネジになる部分をロー付けしたら、ねじ立て。
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チェーンステーをくっつけて、仕上げ。
エンドの下ごしらえだけで、1日半くらいかかった。。
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12㎜スルーの使い勝手の良い小物は、
手に入れようと思えば、アメリカのパラゴンマシンワークスあたりから買ったり、
または待っていれば、台湾製のものが現在で回っているものより良いものが出てくると思う。

が、とある日本のビルダーさんで意地でも既成の小物を使わないという、
気合の入った人がいるけど、そういう気概は必要だと思う。

買えば手に入れられる同じ機能やスペックのものを、自分で作っても意味がないように思われるかもしれないが、
その繰り返しが、市場に無いものを作ろうとしたときの土壌と引きだしになると思う。
そういう姿勢を持つか持たないか、10年後、大きな差ができるはず。

とりあえず、
数年前では考えられないほど、高機能かつ、金属加工と親和性の高い
3DCADがフリーまたは安価で手に入れられる時代になったので、
習得して、立体加工でモノ作りができる手段を手に入れたいと思う。

自己開発の繰り返しで、、夢が広がるなぁ~~。

2019年03月11日

キャノンデール ヘッドショック用ステム 作成

一昔前のキャノンデールMTBに組み込まれていたヘッドショックという機構。

フォークコラム部にサスペンション機構が入った、今では珍しいこのタイプ。
コラムに機構が入っているので、コラム径も特殊サイズ。

1インチ、オーバーサイズ(1 1/8inc) スーパーオーバー(1 1/4inc)とも違う、
39.6mm径。。太い!

この特殊自転車でハンドルをアップ!して、
マルチポジションバーで乗りたい、というスペシャルなご依頼ということで、
ステムを制作しました。


これが元のオリジナルのステム
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これが、ヘッドショックの入ったキャノンデール。
お客さんのものとは別の物ですが、同じモデル。
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突き出しが3センチちょっと、アップしたものを作りました。
コラムクランプのパイプは、特殊径なので先輩のところでご協力頂いて、旋盤加工でつくってもらいました。
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39.6mm。太い!
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たってますネ!
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ご依頼、ありがとうございます!!






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