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2019年11月09日

シート固着と、フロントフォーク後屈

シートポストの固着。
スチール系のフレームにはよくある、
アルミのシートポストが電蝕という現象で固着してぬけなくなるという、
その作業の大変さから、普通の自転車屋は真っ先に断るであろうトラブル。

基本的には私もやりたくはありませんが、
ありがたくご依頼をいただきますので、がんばります。R0023066.jpg


固着にも程度があり、
ラスペネなどの油を染み込ませプラハンでたたいてとれる程度から、
ノコやリーマーで削りおとさなくてはならないものまで。
やってみるまでどの程度大変かはわかりません。


こちらです、ちょっと古いGIOSのフレームですね。
まず油を染み込ませ、万力でつかむもヤグラが負けて空回り。

今度は二人がかりでポストそのものを万力でがん掴みして、フレームを回すも
動く気配が無し。
このとおりポストは破損です。

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火で炙ってアルミを溶かす方法がありますが、
ハイテン鋼の分厚いパイプを使ったフレームには気兼ねないですが、
薄いパイプのクロモリレーサーにはあまりこの方法はやりたくないし、
再塗装が前提。

あとは、カナノコかリーマーですこしづつか~やりたくね~。。

ということで、秘密兵器導入。
大分時短できますね!
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すごい削りカスです。
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すくい切れなかった分はリーマーで。
最後まで粘っていたシートポストの残骸。
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ついでに
こちらのフレーム事故車のようで、
フレームが後ろ方向にぐんにゃり。
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曲げ直してなおしまして、
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芯出しやエンド修正もきっちりやりますよ。
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まっすぐ入るようになりました。
あれだけ曲がっても修正がきくスチール特有ですね。
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ありがとうございます!
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2019年10月18日

内装フタとりつけ

アフェニティのピストフレーム。
エアロパイプでかちっとしたフレーム、硬そうですね~

そんなアフェニティに内装フタ。
中にガイドは入りませんので、ワイヤを通すときほんのちょっとだけ苦労します。

アウターケーブルを通す前に、要らないインナーワイヤを通します。
片方から入れてもう片方に出すときに、懐中電灯か何かで入れたインナーを目視。
先端が見えたら先が曲がった何か、そう、その辺に転がっているスポークでもいいですね。
(家には転がっていないか)
意外とすぐ出てきます。慣れれば3~5分くらい。

インナーを通したら、それをガイドに使用するアウターを通してください。
そんなに難しくないです。


決めた位置に下穴。
下穴をベースに6.5mm程度のドリルで穴を3つ開け、あとは棒やすりでしこしこ。
長穴を開けます。

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穴が開いたら、補強のためフタをします。
アフェニティのパイプは肉厚1mmくらいありますが、
通常この部分は0.9mm、薄いものは0.7や0.6mmにもなります。

穴をあけたら必ず補強が必要です。
たまに自分で穴をあけてそのままの方がいますが、
補強を入れないと破損しやすいフレームになってしまいます。

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ロー付けして、キレイに仕上げ。
アウターを通しやすいように、要らないインナーワイヤを通しておきました。
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ついでにブレーキ穴も開けました。
元のブリッジが細いパイプの場合、ブレーキ用の穴があけられない場合もあります。
その場合は、ブレーキ穴の付いたブリッジに入れ替えることも可能ですよ。
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完成です。
ありがとうございます!

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2019年10月06日

サーリーのロングテールバイク、ビッグダミー改

サーリーのロングテールバイク、ビッグダミー。

お嬢ちゃんと、お兄がどんどん大きくなったので、足置きを設けたい、とのお父さん。

ビッグダミーに付いているスタンド類、
エクストラサイクルの取扱店に問い合わせたところ、
このバージョンにはそのオプションははまらないとの返答で、
(なぜ?寸法があわないってこと?)

埒があかないので
重くなるけど、鉄で良ければってことでおつけしました。
直にロー付け!
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ついでに背もたれと、後ろの子用の疑似ハンドルが欲しいと言うことで、マウントも設置。
メインフレームは作り直しです。
真ん中のハンドルマウントはフォークコラムと同じ1 1/8inc径。
ステムを付けられます。
これはボルト止めなので、使わないときは外して長い荷物も載せられます。

にしても、お嬢、、ばっちり決め顔w、 可愛いです
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もとのバッグや、乗せ板を戻して。
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と、結構大がかりな仕事となりましたが、
お兄は9歳とそこそこ大きい。
親子3人でそろって一台の自転車に乗るのももうそんなに機会は無くなってくるかも知れませんね。


気をつけてお帰り下さいね、
ありがとうございました!
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2019年08月13日

夏休みの工作

とある方(45歳)の夏休みの工作のお手伝い。
通勤車だそうで、

このくらい遊び心があってもいいのかも。

日本広しといえども、こんなハンドルをつけている自転車はそうはいないだろう。

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乗ってみると、意外と普通に乗れて不安はないが、
ちょっと気をゆるして、ぼけーっとしていると、
自動車に乗っていると錯覚して曲がり角で、ハンドルをぐるぐるっと回しそうになるw
そうなると大転倒だな。。


今回作ったのは、ハンドルをフォークコラムにマウントするアダプタ。

まずハンドルが6穴でボルトオンするタイプなので
そのPCDを測定しそれにあわせてこんな板物を製作。
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板物の真ん中の穴に、内径がフォークこらむと同寸法のパイプを突っ込み、
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ロウ付け
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つるっと仕上げます。
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固定のためのバインダーもロウ付けして割をいれて完成!!
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キレイにペーパーがけしてから、クリアを吹いて仕上げです。
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日本全国を探せば、
こういった仕様に興味があるかたがあと二人くらいはいるのではないか?
そんな希少な方に向けての発信です。。

お手伝いいたします!


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2019年07月29日

ガセットのところのヒビ

MTBのヘッドパイプとダウンチューブの接合部を補強するガセット。

形状や入れ方によっては、壊れやすいフレームになったり、ならなかったり。。

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ここ。
補強板、肉抜きしなくていいのに、
割れていますね。
それでダウンチューブ側にもしわが。
塗装を向いて見ますとしわが入って、変形していました。

このままだと多分フレームが壊れてしまうので、
古いガセットを外して、新しいものをいれます。

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とりあえず、1mm厚の鉄板、
これを板ベンダーにかけてダウンチューブの径に合わせ、曲げます。
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曲がりました。
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それをこんな形状に切削し、、
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ダウンチューブの弱い部分に当てます。
パッチみたいなもんですね。
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上記だけでもいいと思うのですが、
さらにヘッドパイプが変形しないように元のようにガセットを入れます。

ちなみに、昨今のMTBのこのダウンチューブとヘッドチューブ接合部分は
肩の広いフロントフォーク、またはフロントサスペンションと干渉しないように
ヘッドチューブ下端からある程度距離をとって、
ダウンチューブを接合しており、
その接合部からヘッドチューブ下端までの距離が長いことによる脆弱性を
補強するためにこのようなものが入っているデザインが一般的です。

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お待たせしました!

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