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2015年03月24日

ローフィニッシュ、前三角→仕上げ

前回の前三角溶接完了後、仕上げをしたものです。
ロウのアウトラインを意識してひたすら磨いてゆきます。

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ヘッド
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シート集合部
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BBです。
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ラグレスでフィレットに仕上げる場合、
ロウの盛り方によって、仕上げ後の接合部アールの大きさが変わってきます。

大盛りにして太いヤスリで仕上げていくと、グラマーなシルエットになりますが~
ローフィニッシュであまり大盛りにしすぎるとバランスが悪くなるのでやや大盛りというとこでしょうか、

次の工程は後ろ半身をできた前三角から生やしていきます!
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2015年03月23日

Mount Fujiに少し工作

まだ、純粋に日本国内のブランドだったころのオリジナルFuji。
その頃のFujiのMTB、Mount Fujiに小物の取り付けと、ちょっとした加工です。

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今回はV、カンチブレーキを取り付けたいらしく、
その台座とそれに絡む、小物の取り付けです。

まず、V、カンチブレーキ台座。
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オールドMTBの一部には、Uブレーキが多く採用されていた時期があります。
今回、カンチブレーキでお乗りになりたいというご要望でした。

Uブレーキの台座とそれに伴う、
BB裏のガイド類、今回、オーナー様自身で切り取られました。

Uブレーキはチェーンステー下、についており、
ブレーキの取り回しもダウンチューブ。
トップチューブに無いのでアウター受けも取り付け。
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BB裏に、ガイド取り付けようのねじ穴加工です。
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出来上がりです。
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今回の加工代金は、9600円ほどとなりました。
部屋や物置に眠っている、
または現在乗っているけど、少し仕様変更や小物の取り付けを行いたいなどなど、、
フレームを拝見させていただいた後に正確なお見積もりをさせていただきます~


2015年03月17日

ローフィニッシュ、仕込み→前三角

部材手配の関係で、続くローフィニッシュロードのフレーム前三角を先に作っていきます。

製作過程の一部をご紹介~

仕込み終えたメインチューブ類。
トップ、ダウン、そしてBBシェルのついたシートチューブ。
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付けられる各小物は先に付けておきます。
ブレーキワイヤの中通し入り口。
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仕込み終え、
前三角を形にすべく、マイタリング、チューブ同士の突合せをしていきます。

ヘッド、シートチューブがフレームジグにセットされた状態。
これに対しトップ、ダウンチューブの突合せ部分を切削していきます。
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突合せ部のライン、
正確な切削が必要です。
部材は火を入れると必ず熱の入った方向に引張られるのですが、
これに正確さが欠けると歪が大きくなります。
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切削、突合せを終えた状態。
次は仮付け。
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仮付けをした状態のヘッド周辺。
この状態で一度歪みを取った上で、歪むであろう方向を判断し、
本溶接時に火を回す方向を決め、歪みを最小限に抑えます。
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本付け終えた状態。
これにリアバックがつくとぐっと自転車フレームらしくなります。

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仕上げ前の溶接痕はこのような感じ。
ここにヤスリをいれ、仕上げていきます。
ロウの盛り方が不整然・凸凹だと仕上げも面倒になってしまいます。
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今回はローフィニッシュのため、
溶接痕のに仕上げは、いつも以上に気を使い丁寧に仕上げなければなりません~
綺麗なフィレットを作りつつ、真鍮ろうのアウトラインも綺麗なアールになるようにします。

以上、製作過程の一部でした。
2015年03月13日

予感がする

現在、製作させていただいている、フレーム、前三角フィニッシュ!

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ペース、あげていきますよ~

ヘッド部
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今回の工法もラグフィレット。
ジオメトリやデザインに制限がかからない、トラッドな見た目を保ちつつも、
その辺自由な工法です。

シート部
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BB
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今回も設計を一から起こしますよ~
乗り手のポテンシャル、経験、どう乗りたいかを加味した上で、適切な設計を致します。
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今、頂いているご依頼の内、小柄な女性からのご依頼が数件。
既成のつるしフレームでいえば、最小サイズかそれ以下のサイズが多い。

190cmを超える私が乗るロードフレームのサイズは600。
そんな私が小さいサイズのフレームを作る、これは何かの予感なのか?


それにしても、既成のフレームや完成車の女性向けモデルのカラーリング、
なぜあのようなカラーイメージばかりになるんだろうか?
ピンクとか緑とかパープルとか、
使うんだけれども、淡いパステルカラー調というか。
ウェアもそうよね。
それはそれで良いと思うけど、
もっと違う方向性ももっとあっていいのにね、全体的に幅が狭い。

レーシーなものを作っていても、タウンユース方面も得意なブランドはその辺り、
やはり上手いな~と思いますが。


サイズでお困りの方、フレームのオーダーは決して敷居の高いものではありませんよ~


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