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2018年07月14日

ノートン、芯だし作業

フレームの歪み、乗り方にもよりますが長年乗っていれば、
材料が何であれ大なり小なり歪みは出てくるものだと思いますが、

ノートンのクラシカルなツーリングフレーム、その狂いとりの作業。

今回はフォークが結構いってました。

正面から見て→に寄ってる。
R0020238.jpg

定盤に載っけてみると、明らかに芯ずれです。
R0020239.jpg

ということで、ぐいっ曲げ治して
フォーク足がセンターに来るように曲げ治します。

このフレームは柔らかいので楽です。逆にいうと狂いやすい。
焼きが入ったフレームやBMX系のフレームは曲がらないもんなぁー。

矯正後ホイールをはめてみる。

真っ直ぐ入らない。
R0020241.jpg


実は芯だしの要素は大きく分けて2点。
足の左右のずれ、これは今矯正したところ。
もうひとつは縦方向のずれ、この場合左右の足の長さ。
思った通りはかってみると右足が1mmくらい短い。

こういう場合はエンドのハブ軸が収まる部分を切削して左右合わせます。

R0020240.jpg


真っ直ぐ収まるようになりました。
R0020242.jpg


今回はフォークだけで無く、
フレームもきっちりアライメントをかけています。

レストアや寝かせていた古いフレームを再度現役に戻すとき、
ぜひアライメント、芯だしを行ってから組み付けると気持ち良いと思いますよ。
お代は程度などにもよりますが、ばらした状態で持ってきてもらって
フレーム・フォークで¥6500~¥10000程度。

R0020254.jpg


よろしくおねがいします。




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