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2019年05月28日

シートジグを新しく作った

定盤と、最低限のジグがあればフレームは精度よく作れるけど、
作業性や拡張性を考えて、徐々に作り揃えていかなくては、と思いつつ、
日々の目の前のことに終われ、2年ほど手付かず。
シートチューブを押さえるジグ。

ミスミの規格品に穴あけ加工したもの、加工屋さんにお願いして作ったもの、色々です。
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高さを出すためのブロックをベースプレートに取り付け。
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芯押しをくわえるシャフトホルダーをその上にねじ止め。
ここまですべてミスミの規格品。
特注ではないので安価です。
もちろん、全面フライスで仕上げたもの。
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組み上げも精度よく。
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これは元々あったBB保持用
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BBジグを中心にシートジグが旋回するための回転部
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回転部にシートジグをマウントします。
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芯押しホルダーに芯押しを挿入です。
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芯押しのセンターが、狙った高さ(140mm)にきているか確認。
40mm径の芯押しなので、133.9mm、公差マイナス0.1mm以内、上等です。
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できました。
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こんな風に旋回
シート角に応じて固定します。

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めざせ、目標生産台数、30本/月 笑)

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2019年05月27日

ジャパンバイシクルテクニーク試走

6月15日 16日のジャパンバイシクルテクニークの試走にいってきました。

走行会のコースはこのコース

長野県高山村を起点に、山田牧場を経由して笠ヶ岳。2000mくらいの峠。
長ーい登り。
そこから志賀高原に300mほど標高を下げて、
またそこから渋峠に、今度は2100m以上まで上がる。国道最高地点。
大展望のスカイラインを走り、万座温泉から毛無山。
そこからは12kmの深いダートの下り。

走行距離75kmほどだが、獲得標高2000mくらいあるのかな?
平坦で距離を伸ばす区間はなく、登りか下りのキツいコース。

スタートの高山村、you遊ランド。
温泉とプールなどのスポーツ施設が合体した施設。
温泉密集地帯だが、あえて帰りはここで汗を流してもいい。
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ライダーの小林
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山田牧場。
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笠ヶ岳の峠に向けて、森林の中の、こんなつづらおりの上り坂が延々と続く。
個人的にはこういう登りは楽しい。相方がゆっくり走ってくれればだけど。
逆にいやなのは、日陰の無いだだっ広い道。
そういうのは傾斜がキツいのにも関わらず、見た目は緩く見え錯覚する。
紫外線にも体力を奪われるし。

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道の真ん中にモグラが死んでたので、動物好きの小林とツーショット。
撮影の後は森の中に葬った。
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森林限界が近づくと、遠くにはまだ雪をたたえた北アルプス。
長野は自然の規模感がでかい。
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笠ヶ岳の峠。疲れたw。。
ここから先は関東甲信地方でも随一の大パノラマ絶景ルート。
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志賀高原に吹き出している噴泉。
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渋峠。随分と高いところまで上がってきました。
さすがに絶景ルートということで
平日にも関わらず、結構車の往来が。自転車も数名。
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渋峠ではスキー場も営業中。
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実は渋峠が国道最高地点では無く、もうちょい行ったところがそれ。
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火山ガスの影響で不毛の地である殺生河原をバックに下りを大胆に攻め込むw小林くん。
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万座を超えて、毛無山までいきますと、
ちょっとグラベル区間。
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この先の12kmのロングダートが、きつかった。。
写真の場所は結構締まった道だが、特に最初。
15cm大の石がごろごろした、深い砂利道。

これはタイヤ幅は42cと履いた方がいいな。
出場自転車は35cまでしか入らないのでもう遅いけど。
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今回のこのコース。
平坦で距離を伸ばす場面はほぼ無い、皆無。
登りか下りなのでタイヤは太い方がいい。
サイドカットや、トラブルによる遅れを気にせずパフォーマンス重視でいくなら、
コンパスの44cくらいがイイかなと思うが、
いかんせん、砂利は深く結構鋭利でナイフのよう。

ていうと、無難にグラベルキングの38cあたりだろうか。
ぬかるみや、土が露出している箇所は無いので、
ブロックじゃなくていい。

また、今回は700 x 32cでいって、
空気圧を4BAR以下に落として走ってしまったことが原因で、
2回もリム打ちをしてしまった。。
32cなら5BARくらいに張って、そろりそろり滑り降りてくる感じだろうか。
やはりここはボリュームのあるチューブレスなんかが良いなと思う。


あとはこんなのもある、というか
これからの商品。
アーマーというらしい。

なんだよ、スポンジかよ!こんなものグリップすんのか?
と思いましたが、
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このアーマー、
タイヤの中にスポンジのようなものを仕込むのだが、
全てスポンジで埋めるのでは無く、スポンジの中にチューブがある状態。
なのでフルスポンジのように激重でグリップ性能を極度に落とさない、というものらしい。

こういうものには最初は懐疑的になりがちだが、
意外とこういうのも悪くないのかも知れない。。


きつかった下りダートも終わり、
里に帰ってきました。
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JBTは6月15日、16日でございます!




2019年05月20日

明日、明後日 お休み頂きます

明日21日、明後日22日は出張のためお休みを頂きます。

狸サイクルは通常どおりの営業です、
ご不便をおかけしますがよろしくお願い致します~

2019年05月19日

フロントラック


フロントラックの制作です。

フロントのシンプルなものであれば¥20000~ から。
フレームオーダーの方には¥10000でのサービス価格となります。

上記にメッキ代がかかりますので、プラス2~3千円でしょうか。

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手作りならではですが、ライトの台座やフェンダー用のダボや、
ロープワーク用のフックなんかもお好みに応じて付けられますよ。

上の方のキャリアはバンド式のライトブラケットを取り付けるようにパイプをくっつけています。
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ヒロセさんの自転車に取り付けました。
ライトがつくと可愛いですね。
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オーナーがお持ちのTAの小型バック。
ラックの背もたれにバンドするだけの取り付け構造。
ポーチのような小型サイズのバッグですね。

こんなの欲しかったな。

今はこんなバッグはないので、
どこか、リーズナブルな価格で出してくれないだろうか。

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2019年05月19日

オーダーフォーム

オールロードモデルのQUIET
オーダーフォームを作りました。

キャリアを付けて、旅の道具を積み込めば、クラシカルなライトツーリング車。
また、ある時はダートドロップハンドルを付けて、タフなタイヤを履けばグラベルグラインダー。
多彩な顔を持つオールロードバイクです

フレームのオーダー方法ですが、
 1) 直接ご来店頂いた上、フィッティングやお話をさせていただき、オーダー。
 2) 遠方の方でご来店が頂けない場合、メールでやりとりをさせて頂き、オーダー。



お近くの方であれば、1)が一番直接的で、それがベストなのですが、
遠方の方でも2)の方法でももちろん可能です。

その場合の納車までの流れの詳細は、だいたい下のような感じになると思います。

  ・メールにてお問い合わせを頂きます。
          ↓
  ・その際、ご希望の仕様やポジションなどの情報をこちらにお知らせいただくわけですが、
  補助的にオーダーフォームをご使用いただければと思います。
          ↓
  ・仕様が決定しましたら、お打ち合わせの内容を元に、お見積書・仕様書・ジオメトリをお送りします。
   お打ち合わせの上で最適なジオメトリ、仕様をご提案させていただきます。
          ↓
  ・お内金を収めて頂き、制作を開始いたします
          ↓
  ・製作が終わりましたら、残金を納めて頂き納品です。
   フレームはヘッド・シートのリーマがけ、BBのタッピングとフェイシングは行ってからお渡しいたします。
   その後はご自身で組み付けても良し、お付き合いのあるショップさんに依頼されてもよいと思います。
   また、すべてのパーツを組み付けて車体の状態でお送りすることもできます。



オーダーフォームは、あくまで補助的にですので、
特に使用していただかなくとも結構ですし、
オーダーの際に、フォームの内容にあるような事項をお知らせいただくことを、
参考にしてもらえればと思います。


何かとオーダーの敷居が高いと思われがちですし、
なるべくわかりやすくオーダーしてもらえるように努めています。
ただ、この細かなやり取りがあるからこそ、ベストな一台が出来上がるとも思いますので、
どんなに小さなことでも、
遠慮なくお問い合わせいただければと思います!

例えば、最大タイヤ幅、700 x 35cとあるけど、42cは履きたいけどできる?とか、
ハンドリングはクイックなものが欲しいけどできる?とか、
股下の関係で跨ぎ(トップチューブの高さ)はこのくらいに抑えてほしいけど、とか、
フォーク足にダボ穴が欲しいけどできる?とか、
例をあげればきりがありませんね。


【ジオメトリサンプル、一人一人に合わせて作ります。】
サンプル2_page-0001



2019年05月13日

パイプ差し替え

衝突の仕方一つで、仮に丈夫なパイプであっても
ぽきっと逝ってしまいます。

大体トップとダウン2本折れることが多いですが、
今回はトップのみ。

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破損したパイプを引き抜きましたが、
パイプが差し込んであるラグ、これが綺麗に薄く仕上げてあると、
抜く時のリスクが高く、ロウがまんべんなく溶ける前にラグに火が入りすぎて、
破損する場合もあります。難しい作業になります。

今回は痛めてしまいましたので、ラグごと交換です。
業者さんがたまたま持っていたTKラグ、きれいな形してます。

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完成しました、
もともとはカイセイの8630が入っていましたが、差し替え後はタンゲのプレステージ。
軽量でカチッとしたパイプです。

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2019年05月08日

明日、5月9日 お休みを頂きます。

明日、5月9日 所要にて、
お休みを頂きます。

10日以降は、通常通り、昼過ぎよりお店に居りますので、
お越しくださいませ!



2019年05月08日

新しいツーリング車

ありがたいことに最近では当店にフレームを注文して下さる方が、
前よりも増えてきて嬉しい限り。

ただ今製作中のひとつに私が今まで乗って来なかったような、
コンセプトの車体がある。

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・アップライト(ほぼ上体は真っ直ぐ立つ)
・土踏まずペダリング、
・ショートクランク、非常に寝たシート角でサドルが後ろにある

スピードや瞬発力が発揮できないなどの不利な点があるものの、
オーナー、発案者はメリットとして、
ゆっくり走るには効率がよい、景色が見えて楽しい、足つきや後方の視認性が良い、など
多点を上げている。

現在の主流のロードバイク、ツーリング車、クロスバイクなんかは、
基本的にレーサーの、上体を前傾させたところから生まれるパワーを基体とした考え方。
確かにそうだ。
フォーム的に全く別のアプローチのリカンベント、クルーザーなんかもそうだけど、
レーサー基体でない、別のツーリング車があってもいいんじゃないか。

現在、車体は制作中なので、
完成したら改めてこの自転車の良さや、主張をご紹介したいと思う。

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私は基本的にロードから趣味の自転車の世界に入ったので、
ドロップハンドルが好きだし、よく行く林道やロードツーリングにもある程度の前傾フォームが
楽しいと思っている、効率云々は別にして。

が、所詮自転車は遊びの道具。
世の中色んな経験や考え方から、全く違うものも当然あって然り。
自転車は楽しく乗れれば、それでいいのです。

また、オーナーさんはご年配の方、
海外などから帰ってくると実感しますが、
日本は本当に高齢化社会だな、と思う。
オーナーさんはある程度体をトレーニングしないと楽しめない
レーサー基体のツーリング車より、普通のご年配、ご高齢の方にはこのような自転車の方が楽しめるはず、とのこと。
それも福祉車両じゃなくって!趣味の自転車。

実際、私の父親も大病にかかり、腰を悪くしてしまった。
普段の生活を楽しむための一手段・道具として、自転車は有効だと思う。
ぜひ自転車に乗ってもらって生活に潤いを、と思っているが、
腰を悪くし体力や判断力、その他諸々が低下した父親に、
前傾を取らなくてはならないスポーツ車は勧められない。

上記のようなこともあって、今回のご依頼は興味深いので、
サンプルも作って、ちょっと色々やってみたいと思う。



2019年05月03日

ホース、アウター受け


油圧用のホース受け、そこそこ入荷させました。
エア抜きなどのことを考えると、クリップ式が便利ですね。
油圧ホースでなくとも、ワイヤー式のアウターでも使えます。

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ロウ付けしたらこんな感じ。
一箇所¥1500です。
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ちなみに、
ホース受けじゃない普通のものもあります。

ブレーキ系の小物が付いていない、ピストフレームなど、
塗装塗り替えのついでにいかがでしょうか?

割の入ったアウター受け。
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フルアウターでいくなら、このトンネルをどうぞ。
これらは一箇所¥1200頂きます。
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よろしくどうぞ!


2019年05月03日

クリアランス

潰し器、新調。

がんがん潰しますよ~~、とはいっても無茶なつぶし加工はできませんが、
ちょっと太いタイヤ履きたいけど、ステーにこすってしまう。

そんな方、ご相談ください。

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