fc2ブログ
2022年07月24日

クランクが抜けた

一昔前の、コルナゴのレーサーの修理お持ち込みです!


何でもクランクが抜け落ちた、、とのこと!
思いっきり踏み込んだ時に抜け落ちたのではなくてよかったですね、、
場合によっては大けがしてもおかしくありません。


でもこのクランクの抜け、という事態は結構起こりえるんですね。
私も今までのメンテ歴の中でそういうお客さん、何人かいたな~という感じ。


まず原因その1
クランクの抜け止めピンの劣化、破損

IMGP6387.jpg

この樹脂のパーツ、クランクの固定ボルト付近に取り付けるものなのですが
本当は抜け止めの金属のピンがついています。
劣化のため、ピンがありませんね。
これは交換です。




原因その2 BBの規格

クランクシャフトを受け止めるBBベアリングはフレームにねじ込んで
装着しますが、実はねじ込み式のBB、大まかに規格が2つほどあります。
JIS、ITA(イタリアン)の二つ。

・JIS 左は正ネジ 右は逆ネジ
・ITS 左、右共に正ネジ

このコルナゴはITA規格なんですが
右側は正ネジというのが曲者。
クランクの回転とともに、右BBに緩む方向で力がかかります。
構造的にゆるみが発生しやすいので、これがクランクの脱落に間接的に影響した可能性もあります。

なので緩みの出やすい右BBには緩み止めを塗布して、
再組付け!

IMGP6383.jpg
IMGP6385.jpg
IMGP6386.jpg




格好良く組みあがりました!
自転車全般、メンテいたします。お問い合わせください。


IMGP6401.jpg
IMGP6400.jpg

スポンサーサイト



2022年07月24日

ホイール組と、チューブレス

ホイール組と、チューブレスセッティング承りました!

今となってはレアな26インチHE。
クリフハンガーリムとGKタイヤの組み合わせ。


今回試しにパナレーサーのチューブレスバルブを仕入れてみた。
使ってみた結果、、
いつものDTswissのほうが良いな。


ovjvns.jpg



まず、パナレーサーはシーラントが詰まらないようにリム側の空気穴がたくさん開いていることが原因なのか
最初にコンプレッサーで空気を入れてビードをあげずらい、圧力がかけずらい。
つまり対策はいいのかもしれないけど。

あと、パナレーサーは、リム側のシールゴムの質がつるつるしている&テーパーが浅いので、
バルブナットを締めこんだ時にバルブが供回りしやすい。

という理由で、高いけどDTSwissのほうが断然おすすめ。
安心できる。

左がパナ 右がDT
dfs.jpg


というわけでチューブレスセッティング
ご依頼、お待ちしておりますよ!

ssdv.jpg
IMGP638sac2.jpg

2022年07月22日

取り回し

フレームへの

ストレージの要求増。
チェーンステー上のリアブレーキ。
内装ドロッパーポスト。

ダウンチューブ、BB下付近は混雑するようになった。

オーナーはフレーム担ぐ人。
ブレーキアウター邪魔にならないように、かつストレージの邪魔にならないようにと、ラインを結構考える。


IMGP6363.jpg
IMGP6367.jpg


ほとんどの小物をくっつけてから本溶接。

IMGP6370.jpg
2022年07月22日

SRサンツアー OH

SRサンツアー フロントサスペンションのオーバーホールご依頼いただきました!

国内代理店のサポートがしっかりしたブランドです。

分解 → 清掃・不良チェック → 消耗品交換 → オイル、グリスアップ → 再組立て
この情勢なので中々消耗品が手に入れづらい状況ではありますが、、

工賃¥8800~

おまちしております。


汚れたスプリングやピストン
IMGP6332.jpg
IMGP6333.jpg


清掃、オイルアップ・グリスアップして組み付けます。
IMGP6358.jpg
IMGP6359.jpg


2022年07月13日

ポジション出しTuesday


早朝の富津。
この時期の房総はジャングルの様 汗

最初に作った、上総。
しばらく眠ってたけど再度組み上げて、
ポジション出しTuesday。

フロントセンター寸法が670㎜くらい、で前が長くて後ろが短い。
制御するのに体力もスキルもそれなりにいるけど、
ポジションが決まってきて、制御が効くようになってくると
アツい車体になる。でも気を抜けない。



DSCN0271.jpg
DSCN0276.jpg
DSCN0280.jpg
DSCN0283.jpg


2022年07月08日

ヘッドリーマー

大手メーカーのフレームや自転車の完成車を扱っていると、あまり使わない工具でも
フレーム屋には必ず必要な切削刃物類。

なぜなら、溶接すれば必ず歪むから、寸法精度の必要なところは専用の刃物で切削して仕上げます。

例えば、ヘッドセットが圧入されるヘッドチューブの入り口。
こんな感じで。
IMGP6341.jpg


ところが、ヘッドの規格は一つではありません。
扱う規格の種類だけ、刃物を用意する必要があるんですね。
これが結構な値段します。

うちにあるヘッド関係の刃物。

1インチJIS用、、1インチITA用、、1 1/8インチオーバーサイズ用、インテグラルヘッドカンパサイズ用、テーパードコラムなどに使う44㎜内径ヘッド用、、、と、世の中に出回っている規格全部は到底揃えられません。

IMGP6342.jpg

基本的に、真新しいフレームか、
溶接でもしてヘッド入り口が歪んだ、とかじゃなければ基本的にリーマーをかける必要があることは少ないですが
新しいショップさんだとこの辺りの工具をもっていないことも多いので、リーミングしたい場合は相談して下さい。
スチール、クロモリ、アルミはOKですが、チタンは不可です。


あとは1インチJISヘッドのフレーム(ヘッド圧入径が30.0㎜)だけど
クリスキングなどのITA規格(ヘッド圧入径が30.2㎜)をセットしたい、
JIS → ITA化 可能ですのでご相談を。


あと少しですが、クリスキング 1インチアヘッドセット RED あります!
¥23100(税込)

工賃参考価格
・ヘッドセット、下玉押し打ち換え ¥3520
・JIS → ITA化 切削(フレーム側とフォークの下玉押し部分を切削します!) ¥6600

IMGP6356.jpg



2022年07月07日

カーゴ化

静岡のTOXICさんのご依頼で、

昔の26インチのエレベーテッドMTBフレームがこうなった。
前が20インチカーゴ。

我ながらよくやるな、と思う 汗

vjpsidv.jpg

IMGP6323.jpg



あとは塗装。

IMGP6318.jpg
IMGP6319.jpg
IMGP6320.jpg
IMGP6321.jpg
IMGP6324.jpg
IMGP6325.jpg
IMGP6326.jpg
IMGP6327.jpg
IMGP6328.jpg

メイン