フィッティング

当店はフレームを一から作るので、もちろん寸法は自由に作れます。
フレーム制作のご依頼の際にジオメトリ、サイズ・寸法を決めるには
大まかに2通り。
1)フィッティングスケールに跨がって、寸法を出す。
2)好みの寸法を指定してもらう。
最初の一台、または何らかの自転車に乗っている場合も、
違和感や、違う乗り方がしたい場合は、1)ですね。
2)については、現在自転車にある程度乗り込んでいて、
もうポジションはでている!て方。
特に1)。
これはアドバイザーがものすごく重要。
オーダーメイドは作る側とお客さんのコミュニケーションなんですよ。
ここがずれていると、全く違う寸法になります。
例えば、乗り手が同一人物でロードバイクを作ってもらうために、
とあるビルダーに採寸してもらった場合と、
また別のビルダーに採寸してもらった場合では、
トップチューブ長が40mm違う例もあります。
上半身のフォームに対しての考え方で、大きくハンドルまでの距離は変わります。
単純に骨格の大きさからフレームのサイズを決める、、、、ではなく、
きちっとしたフォームがとれているか、
乗り手とのコミュニケーションの上、適切なアドバイスが必要なんです。
動力は人力ですから、
楽しく乗るにはハード面に限らず、ソフト面が非常に大事なんです。
これは何もオーダーメイドに限らずですね。

ちなみに、ドロップハンドルが前提の自転車ばかりではありません。
世の中、色んな形状のハンドルがありますよね。
特にフラットバーが前提のマウンテンバイク系統は、ハンドルの握り位置が、
ドロップバーより近いので、距離を出すため、トップチューブが長くできています。
ではプロムナードハンドルや、クルーザーハンドルが前提の自転車は?

これはもう、ぐっと握り位置が手前きますね。
元々、上体を起こして乗る用のハンドルなのですが、
これでレーサー的なポジションを出すには?
もう、超長いステムを使うか、、
トップチューブを長くすれば、そういうことも可能です。
変わり種ではありますが、オーダーならではですね。
ちょっとまだ近いですが、あと2~3cmトップチューブ延ばして、
ハンドル位置を低くすればそれらしくなりそうですね。
そのポジションだと大体トップチューブ長は620mmくらいになりそうです。

ちなみにそういう車体だと、こんな感じのフォルム。
迫力ありますね。

特に初めての趣味の自転車だと、
何をどうして、どれを選べば良いのかわからない方も、
たくさんいらっしゃると思いますが、トータル的にアドバイスをさせて頂きます!
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